2000年12月7日

光ファイバー網を利用した店頭設置型端末「ミュージックポッド」による音楽配信システムを運営する株式会社ブイシンク(東京都渋谷区・代表取締役社長 井部孝也)は、このほど、ソフトバンク・インベストメント株式会社が運用するソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド(東京都千代田区・代表取締役社長 北尾吉孝殿)から第三者割当増資により675百万円の出資を頂きました。

ブイシンクは、会社設立以来の3年に及ぶ研究開発・実証実験をもとに、本年4月より音楽のデジタル配信を事業化させ、以降精力的に、楽曲・ブロマイド等収蔵コンテンツの拡充および店頭端末「ミュージックポッド」の設置拡大に努めてまいりました。 お蔭様をもちまして、コンテンツ面では、既に大手レコード会社・音楽出版社等約30社と音楽配信契約を締結し、幅広いジャンルにわたる8000曲超の楽曲に加え、人気アーティスト、プロレス選手、アニメ・キャラクター、鉄道車両等のブロマイドシールも多数ご提供できる体制を整えることが出来ました。 また、「ミュージックポッド」端末につきましては、関東、大阪、北海道、愛知、宮城、京都と順次設置地域を広げ、現在235台が稼動中であります。

ブイシンクといたしましては、今後ともコンテンツ・設置台数の両面で更なる充実を図り、「ミュージックポッド」が、音楽愛好者にとっても楽曲提供者・レコード小売店にとっても真に有用なものとなるよう、その普及に努めていく所存でありますが、そのためには、何と言っても「ミュージックポッド」自体の認知度を大幅に高めるための努力、なかんずく、世間一般に対するPR活動ならびに設置店舗様へのご支援体制強化が一つの鍵であります。また、ブイシンクでは、現在、別途のプロジェクトとして携帯端末を利用した小口決済システム「Co財布」の研究開発を鋭意進めておりますが、これらの課題を円滑にこなしていくためにはブイシンクの財務体質を磐石なものにすることが肝要であると考えます。

このたびのソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンドによる出資は、ブイシンクのこうしたニーズにお応えいただくものであり、また、ソフトバンク・インベストメント株式会社のもつ株式公開支援・コンサルティング機能の利用を視野に入れながら、ブイシンクは早期かつスムースな上場を目指してまいります。